平成28年度第1回肝炎肝がん対策部会報告

(開催日) 平成29年2月15日                (報告者)原井川英司(大阪肝臓友の会)

出席者:関西労災病院の林病院長、市立大学教授河田先生、大阪府病院協会副会長佐々木先生、関西医科大の關副病院長、大阪大学の竹原教授、大阪市医師会副会長中尾先生,立病院協会副会長馬場先生,大阪肝臓友の会原井川

傍聴者:6名

 

議題

 1、肝炎専門医療機関、協力機関の指定 

 2、専門医療機関の現況報告

 3、肝炎フォローアップ事業

   4、第二期大阪府がん対策推進計画の取り組み状況

 5、その他です。添付資料は17もありました。

 

●専門医療機関は170、協力医療機関は647が認定され、治療実績はインターフェロン1329件 フリーは8276件とインターフェロンフリーが圧倒してます。

 

●フォローアップでは25272年間で254名の要精検者中すでに報告、治療アリなど147名と宛先不明4名を除く103名を調査。既に回答の20名中16名が受診し80%の受診率です。髙受診率に見えますが、返信1620であり10380%ではなく経過の途中です。

 

27年度の市町村健康増進事業では8医療圏の受診者数及び精検率が報告されました。昨年に続き悪いのは北河内医療圏で7117万人で受診数1885人前年ー223人です。

 7市総がかりで5市に負けています。18万人の和泉市だけでも3000人が受診してます。原因の一つに7市とも無料化ゼロでした。

 大阪市とともに改善の必要ありです。すでに大阪市は無料化陳情書が採択済みです。

 8医療圏のグロス報告だけでなく、医療圏の各市町村との連携を密に対応すべく要望しました。

 

●第二期の肝がん対策の取り組み状況ですが、府の目標が毎年、精密検査受診率80%目標とあるがB、Cともに昨年を下回っており、基本指針改定にもあるように、より具体的な数値目標にと要望しました。

 更に研修会の参加が68医療機関数70名と少なく、めまぐるしい医療や薬の進化に対応できないのではと要望しました。

 

●最後に医療費助成の報告がありインターフェロンフリー6467件、核酸アナログ4462件と新規1092件の申請あり。

 

尚、第三期大阪府がん対策の策定もあり4月の委員の改選、各部会の方向づけや条例改正など国の意見も踏まえ検討するそうです。

 また、府の重症化予防についても先週の国会議員要請行動なども伝え要望しました。兵庫もいよいよやるようですし、府議会でのフォローアップも大阪だけがよくて、兵庫など実際よりかなり低い%でおかしいことも言いました。

 

●尚、大阪がん患者団体協議会の代表三木さんからウイルスだけでなく脂肪肝などこれからの肝がん対策も要望するべきではの意見もあり、参考になりました。

 

尚、各委員の意見もあり河田教授は、人の集まる所でついで健診などしてはどうかと言われるも行政から相変らずできない理由を言ってましたが、今日のNHKの江口教授(佐賀大)の話を取り入れて再要望したいし、コーディネーターについても活用がされてないなどの意見もあり有意義な一日でした。